美しすぎる時代劇 短編集「にわか雨」「天守物語」

第一部「にわか雨~風面受朝顔~」
江戸情緒溢れ心温まる夫婦愛の物語
第二部 泉鏡花原作「天守物語」
白鷺城の天守に住む異形の者たち。妖しい夢幻の世界が繰り広げられる
大竹一重と室たつきが紡ぎだす 妖かしの姫と鷹匠の美しく儚き恋物語

【第一部】

<にわか雨> 秋・白驟雨(はくしゅうう)「朝顔草子」 

身分の低い武士の家に生まれた文江は、苦労の末、初恋の男、五大信太朗と晴れて夫婦になる。穏やかな夫婦生活が始まるはずであったのだが

突然、夫が属する馬回り組と徒士組(かちぐみ)の命がけの喧嘩が勃発し、一変して信太朗は馬回り組の仲間達から卑怯者の汚名を着せられる。

そんな逆風の中、文江と夫信太朗のほのぼのとした夫婦愛の物語。

【第二部】

<天守物語> 原作・泉鏡花 

姫路城天守閣に棲まう美しい女人富姫とその家臣達。当主播磨守の横暴な命令に従って、ここ百年誰も訪れることがなかったお天守に図書之助なる若き鷹匠がやって来る。

人でもなく亡霊でもなく、不思議な美しく威厳のある富姫に出会い、図書之介は一目で富姫に惹かれてしまう。

富姫は、欲得づくの人間社会において、かくも清廉潔白な男がいたのかと驚く。

播磨守の暴君の様に呆れ、封建社会のありかたを批判する富姫だったが、図書は礼儀正しくかつさわやかに富姫と言葉を交わす。

やがて二人は惹かれあうようになるのだが。そんな二人を引き裂くかのように播磨守が動きだす。

天守物語の配役は、見目麗しく清々しい若き鷹匠、姫川図書之助役に元ジャニーズの室たつき。

白鷺城(姫路城)に棲み付く異形の者、富姫役にミス日本から女優に転身、今なお美しい姿で活躍中の大竹一重。

猪苗代城に嫁いだ富姫の妹、亀姫役には若手藤田真澄が抜擢され、ベテラン役者達が、天守に棲み付き人間の愚かさ浅はかさを皮肉ったり面白がったりする異形の者達を軽妙に演じます。

また、市川猿四郎丈指導の下、あ・うんぐるーぷならではの気品を損なわない迫力ある立ち廻りは必見です。

暫し、舞台上と一体化した異次元空間で不可思議な華麗なる世界をお楽しみいただきます。

Follow me!

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です